例えば医療介護で言えば日々記録をつけます
- 手書き
- パソコン入力
- 時には音声として
これらの記録を集計すると、様々な傾向が読み取れる可能性があります
だから、毎年時期になると送られてくるのが、アンケート依頼の封筒・・・

音声データ(患者相談の内容等)も数値化する方法が存在します
例えばRIASと呼ばれる医療コミュニケーション分析システム
言葉をコーディングして数値化する(詳しくはホームページをご参照ください。僕も一応2012年にワークショップ修了しております)
記録は本当に貴重な情報源なので、分析(方法は色々です)大切って話です
[catlist numberposts=’5′ date=”yes” id=609]
日々の業務が貴重な数字だと言われても

とお達しがあったところでどうしたらいいの?ってなりますよね
業務を分析、記録を分析ってそもそも何をするんでしょうか?
誰がどういった目的でそのデータを管理分析するの?
利用目的がないままにデータ収集や分析を行うこと程無意味なことはありません。
ただ単に無駄な仕事が増えるだけ
集めたデータが貴重ならば、しっかりと管理する必要があります。
データが個人PCのHDDやUSBに入っていると、情報の追加や更新に手間がかかります。

別にここでkintoneが良い!!って訳ではないんです 笑
ただ、社内のデータを活用するために、それぞれのシステムからCSVでデータを引っ張ってきて定期的にデータの加工作業ってのは面倒くさい。
仮に、常に1つの場所にデータを集約できたらいいな(共有できてセキュリティしっかりしていればいいので、同時に編集するとなるとスプレッドシートとかかな?)

分析って言葉は非常に大変そうな印象を持つと思います。
普段使っているExcelでも統計分析は可能
統計分析してアウトプットする!!って場合は、SPSSとかRを使って統計分析したいところです。
ただ、いつも使っているExcelでも簡単な統計分析は可能です。
一応設定としては、オプションからアドインを選択→Excelアドインから分析ツールを有効にする
有効にすればデータタブにデータ分析が表示されます。
Rというフリーソフトも統計分析を行う際是非活用して欲しいです。
RとRコマンダーってページの情報が個人的にお勧めです!!
難しく考える必要はないと思う
業務の方向性を考える際に利用するのであれば、統計分析とかまでしなくても傾向を知ることが

日々の業務改善に活用(学会で発表する訳ではない)
学会で発表するとなれば、仮説帰無仮説分布図ノンパラメトリック検定マン・ホイットニーのU検定SPSS・・・
統計分析の結果では見えないけど、体感的に改善していることもあるだろう

「とりあえずグラフにしてみよう」
「クロス集計してみよう」
それでいいと思います
その中で、これは本当に良くなっているのか?良くなっていると言っていいのか?
そんな疑問を持ち出したならば、統計分析を行って判断すればいい
データを可視化することが大切
アウトプット可能であればチャレンジ!!
情報を蓄積していく
蓄積された情報を可視化する
情報を蓄積していく中で見えてきたり、可視化すると気付く

あ!このグラフってことは!!
そういう気付きから生まれる、新しい取り組み
新しい取り組みの成果を発信することで、大きな意味での社会貢献になると僕は思っています
アウトプットしない方が楽です 笑
でも、みんながそう考えてしまうと情報が出てこない・・・

それもあり!!!!
でも、情報を読むスキルは必要です
結局勉強あるのみですね〜
とりあえず何をする?
手書きの記録に数字が書かれていて、グラフとか集計していないなら
△書かれている数字をExcelやkintoneに入力して傾向を見てみる
〇まず手書きで良いかを検討する
✖手書きを辞めてExcelやkintone入力に変更する
個人的な考えは、上に書いた感じです
スピード感も大切ですが、業務を変えるにも戻すにも大変な労力と時間を要します
良さそうなら、ちょっと30日お試しでkintone使ってみるなど試してみる
そして移行
kintoneだって誰にでもどんな環境にも最高のツールとなるかは分かりません(個人的にはどんな環境でもとは思っている)
でも、kintoneの場合初期コスト不要なので、1週間とか期間を決めてその間だけ二度手間だけど手書きとkintone両方するという吟味もできます
ダメなら導入なしって選択
やっぱり良かったからと期間空いたけど契約ってのも可能です(期間空くとドメイン変わってしまう可能性ありますが、、、)
視覚的な情報に加えて感覚も大切
EXCELやkintoneでデータを活用できるようになり、それらをSPSSやRを使って分析できるようになった、、、
でも、どのデータを分析すれば良いか分からない
なので片っ端から分析をするとなると時間がどれだけあっても足りません
「こんな傾向じゃないか?」って感覚、そこに先行研究などのエビデンスが加われれば仮説になるかもしれません
傾向を感じ、それが正しい感覚なのか調べると先行研究で証明されている
でも、証明されていない部分もあるな・・・
もう少し深く掘ってみてもいいかもしれない・・・
そんなことがデータあれば実現する可能性があります
つまり自分たちのデータを活用することで先行研究になる可能性がある
医療介護に限ったことではないけど、分析は大学や研究機関、大きな法人だけが関わる話ではない。
日々の何気ないことが大きなことのきっかけになると思っています