スマホで介護記録を入力 利用者に注意される?

kintoneを使えば介護記録をパソコンは勿論のこと、スマホでも入力が可能です。

個人情報が・・・って気になる方も安心の有料セキュアアクセスサービスとIP制限設定すればセキュリティの高い環境となるでしょう。

◯施設内はIP制限で、通常パソコン等からの入力は施設内のネットワークに繋がった端末だけ記録が可能

◯施設外では、セキュアアクセスで社外利用する端末にだけログイン可能とする

目の前でスマホ記録していると印象は良くない?

血圧120、体温は・・・

bozu
何してるの?携帯打ちながらとか失礼じゃない?

記録していると言っても、目の前でスマホ触られてたりするとあまり気持ちの良い気がしない方もいるでしょう。これはタブレットにしてもパソコンにしても同じです。

でも、メモに書いてあとで記録するって二度手間になる。どうしよう・・・

利用者さんにメリットがあればいい

kintoneに記録することで、利用者さんにメリットがあれば理解してもらえるかもしれない。と言うか、職員の負担を軽減することは最終的に利用者さんに何かしらの形で還元できると思いますが

1つの例として、こんな流れはどうでしょう

bozu
何してるの?携帯打ちながらとか失礼じゃない?
キンボウズ
これね、記録するだけじゃないんですよ。ほら!!最近の平均が確認できるので、今日の数値と比較することができるんですよ
ケア記録をスマホで確認
bozu
ほ〜なるほど

となるか分かりませんが、せっかくデジタル記録しているんだから、入力したデータを活用したいですよね?

スマホで入力して、その場で設定したレコード数分の合計値や平均値を求めてみましょう。

kintone設定方法(簡単説明)

ケア記録を入力して、その記録を同じフォーム内に関連レコード一覧フィールドで表示します。

参照するアプリは、設定しているアプリ名を選択します。

表示するレコードの条件を ID=ID と設定すれば、記録入力後同レコードで過去の記録を表示させることが可能です。

関連レコード一覧フィールドの設定

TISさんのプラグインを利用すれば関連レコード一覧を集計可能

TISさん関連レコード一覧フィールド集計プラグインを利用すれば、関連レコード一覧で設定したレコードの集計が可能となります。

注意
画像にも書かれていますが、関連レコード一覧フィールドの絞り込み条件に当てはまる全てのレコードが集計対象となります。10件表示と設定していても、集計対象が100件あれば100件の集計となるので注意が必要です。

今回は、血圧 体温 脈の平均値の表示設定をしました。

関連レコード一覧フィールド集計プラグイン設定

結果、過去10回分とラベルで書いてますが該当するレコード全てが計算の対象となっています。

アプリフォームイメージ

関連レコード一覧の設定で絞り込む条件を設定しておけば、該当するレコードをある程度絞り込めます。直近1ヶ月分のデータ平均算出は可能ですね。

関連レコード一覧絞り込み設定

モバイルアプリでは見ることができない

モバイルアプリで作成したレコードを確認してみると、平均表示されていない(プラグインがモバイルアプリには対応していないのかな?)

PC版は当然ですが表示されています。

モバイル版表示
PC版表示
モバイル版表示
PC版表示

スマホで確認したいから、Customine使って平均値だしてみましょう。

【iPadでkintoneは使える】YouTube

スマホアプリでも確認したいならCustomine

最近よく使うCustomine設定

  1. 関連レコード一覧の条件でレコードを取得する
  2. レコード中のフィールド平均値を計算する
  3. スペースに文字を表示する

このトリオで関連レコード一覧フィールドの設定に該当するレコードの平均値を算出。スペースに算出した数値を表示させます。

Customine設定

関連レコード一覧フィールドをグループフィールドの中に入れておきます。(平均知りたいだけであれば邪魔だから)

モバイル版表示で視認しやすい様に、スペースの下にグループフィールドを配置しています。こうすることで、モバイル版が見やすい(気がしませんか?)

アプリフォーム修正版
モバイル版表示改善Ver
アプリフォーム
モバイル版表示

デジタル記録を大きなメリットに!!

bozu
記録がkintoneで楽になったわ~

それは、それでいいことなんですが、何故記録しているのか?ってとこを考える必要があります。

記録したら終わり!!だと、記録する必要がないのでは? 記録を後から見返したり、情報を活用する為に記録しているのではないでしょうか?

と考えれば、視認しやすい記録に 活用しやすい記録にすること。それは直接的間接的に記録される側のメリットになります。

ワンクリックに多くの付加価値を!!!!