医療介護デジタルフェイスシートアプリを作成

kintone導入について、自分自身が職場でkintoneを利用していると知っている人が増えてきています。

「導入時にまず何をしたのか?」

という質問をよくいただきます。

個人的な考えですが、医療介護でkintoneを導入する際に役立ててもらえればと思い、いくつかポイントを書いてみます。

【医療介護 クラウドフェイスシート】 kintoneで作るフェイスシートアプリ

kintone導入前に今の状況確認

基本的にどこの事業所でも「フェイスシート」もしくはそれに類似した形で、患者利用者の情報を管理していると思います。

フェイスシート?
フェイスシートとは、医療・福祉分野で援助を目的とした情報収集において使用される利用者の

「氏名」
「年齢」
「性別」
「家族構成」
「健康状態」

などの基本データをまとめた用紙のことです。

サービスを利用する前において、まずはじめに「この利用者はどんな人か」を知る書類です。

また、入院依頼や入所依頼、介護サービスの利用依頼・・・

問い合わせだけでも情報としてノートやエクセルなどに残していると思います。

どんなフォーマットでどんな情報を残していますか?

  • 名前
  • 年齢
  • 要介護度
  • 住所
  • 既往歴
  • 家族

どういった情報を入院や入所判定をする際に必要なのか、一度見直してみましょう。

聞いている、書いているがその情報を活用できない、必要ない情報もあるかもしれません。

主治医意見書や診療情報をデジタルデータに

フェイスシートや申込情報には必ず紹介元から送られてくる情報があります。

主治医意見書や診療情報等、どういった情報を紹介元から送られてきているか確認しましょう。

常に見る情報であれば、用紙というアナログデータからPDF等のデジタルデータに保管してkintoneに入れておく

原本はカルテや個人簿に保管し、業務中に情報閲覧はkintoneで確認できるようになります。

フェイスシートや申込情報、その他モロモロの情報はどの様に保管していますか?

  • 全て紙ベース?
  • 全てデータベース?
  • バラバラ?

紙として保管しておくべき必要がある場合、kintoneに情報を入力し必要な情報は印刷して紙ベースで残すことが出来ます。

どの情報をどういった形式で残しておくと閲覧時に確認しやすいか検討してみましょう。

キントーンで会員サイト作成】 YouTube

実際にkintoneアプリを作ってみよう

上記に書いたように進めていけば

  1. 自事業所はどんな情報を収集しているのか
  2. 収集した情報をどの様に保管しているのか

これが分かれば後はkintoneの設定です。

情報収集しているシートをアプリで作成していきます。

以下は簡単な例です

情報収集シート(例)
情報収集シート
kintoneアプリ(例)
kintoneで情報収集シート

記載日・・・日付
氏名・・・・文字例(1行)
年齢・・・・数値
生年月日・・日付
要介護度・・ドロップダウン
開始日・・・日付
終了日・・・日付
既往歴・・・文字列(複数行)
主食・・・・ドロップダウン
副食・・・・ドロップダウン
水分・・・・ドロップダウン
禁忌・・・・文字列(複数行)

※要介護度、開始日、終了日はテーブル化しています

こんな感じで作ってみました。

また、導入費用はかからずに月額利用料金のみだから試用期間で導入するべきか悩むことが出来るし、導入してみてやはり使えないと判断したらすぐに辞めることが出来る。

電子カルテみたいに導入に何千万とかけて、使えないとなれば大変ですよね?

まずは無料でkintone試してみてはどうでしょう?