医療介護現場でクラウドツールを使うメリットは?

kintoneを利用したいと考えたきっかけは元々サイボウズofficeやサイボウズliveを利用しており、無料でお試しできるということで、元々情報共有に課題を感じていました。

  1. Aさんが電話で新規申し込みを受けた
  2. Aさんは自身のパソコン上にあるエクセルに申し込み情報を入力
  3. Aさんは公休、新規申し込みの進捗状況をBさんが聞かれたが、全く分からない

情報共有を出来るだけコストをかけずに業務改善を行いたいと考えた際、

  • サイボウズoffice10
  • Garoon
  • kintone

を試したときに感触が良かったのが「kintone」でした。

kintone使える環境は、既に医療介護現場にある

kintoneを利用する際

〇パッケージを買う必要はない
〇ソフトをインストール必要もない

ブラウザ種類

インターネットブラウザに動くので、インターネットに繋がっているパソコンであれば利用できる環境と考えていいと思います。

専用ドメイン(URL)をGET

実際に使うには、専用のURLを取得する必要があります。専用のURLを取得するには以下のサイトでメールアドレスを入力すれば、短時間で専用のドメイン(URL)環境が作成されます。

短時間と書きましたが、公式サイトによると5分で環境が整うみたいですね。

30日間は無料で利用できることと、ソフトをインストールする必要もないので気軽に利用できますね。

kintone30日間無料

ただ、30日間ってあっという間なので、ある程度kintoneを利用して何がしたいのかを考えておかないと試したいことが全部試せずに30日の期限が来ちゃいます
(管理人にとっては30日は短かったです)

【YouTube】kintoneって何ができるの?を説明するキンボウズ資料

何故kintoneはブラウザ起動なのか?

以下の画面はデモ画面ですが、google chromeで利用できるのが分かるかと思います。

個人的にはブラウザのブックマークやデスクトップ画面のショートカットからkintoneを利用できることは捜査しやすい印象です。

どうしても専用のソフト等を起動すると処理自体をパソコンでさせなければならないので

  • ネットで情報収集
  • エクセルでデータ確認
  • メール確認

これだけで処理スピードが重くなるパソコン環境の方も多いのではないでしょうか?

ブラウザでエクセルの情報がグラフ化され、掲示板も利用し、プラグイン導入する・・・

素人には中で何が起こっているのかさっぱりですが、便利なシステムを考えるなと感じます。

サイボウズ社のkintoneやサイボウズofficeクラウド版 Garoon
GoogleのGsuite
AmazonoのAWS

どれもクラウド環境化で処理させているのでしょうし、

「エクセルのデータみたいのに中々起動しない!!」
「またフリーズした」
「入力中に急に終了した」

ってことはあまりないかと思います。

【YouTube】Excel複数帳票ファイルをkintoneとkrewDataで定時集計

医療介護とブラウザの相性

医療介護現場とkintoneを起動させるにに主として必要な

  • Internet Explore
  • Microsoft Edge
  • Google Chrome

といったブラウザの相性は個人的あまり良くないと考えます。

「kintone推しが何を言っているのか?」

と思われる方もいるかと思います。

そもそも一般のネット回線や環境に繋いでいないパソコンで業務をしている人がこの業界多いと考えます。

院内や施設内のネットワークには繋がるが、インターネットは閲覧できない

電子カルテやオーダリングといった環境に繋がれているパソコンは、インターネットは閲覧できない

通常のネットワークから独立している環境に接続されているパソコンで仕事をされている人多くないですか?

外部とのやり取りも多いので、院内ネットワークのパソコンとは別に通常のネット環境に繋がれているパソコンも利用できるためkintoneを利用することができますが、

bozu
外部のネットワークには繋げてはいけない!!

という環境下では、色々とkintoneを導入するハードルが高くなるかもしれません。

kinbozu
kintoneってすごく良いシステム

と感じても、実際職場でkintoneを利用できる環境がない可能性があるので注意が必要ですね。

外部のネットワークにつなげていけない理由はセキュリティ?kintoneのセキュリティが高ければ繋いでもいいのか?kintoneセキュリティは高いですよ〜(後日書きます)

独自のシステムを導入していたり、電子カルテを導入していたりしている場合でも、他のシステムを導入しているからkintoneを全く利用することは出来ないというわけではありません。

kintone連携サービスで壁を壊すも可能

例えば、株式会社システムクレオが提供しているサービス ここりんくというサービス

電子カルテとkintoneを連動させて、電子カルテの情報をkintoneで活用できる形にする

らしい(詳しくはホームページでご確認ください)

「できない」

ということは、そこにビジネスチャンスがあるということですので、どっかの企業ができないことを補っていきます。

kintoneの機能を拡張させるために一番便利なのがプラグインです。

有料無料問わず、新しいkitnoneプラグインが世の中に出回っています。

正直「高い・・・」と思う時もありますが、kintoneの契約数が100を超える企業さんにとってはプラグインを導入して効率化を更に図る方が良いのでしょう・・・

医療介護現場にkintoneを推す理由

セキュリティの高さに関しては次の投稿で書きますが、セキュリティの問題が解決したとしたらkintoneと医療介護ってどうなんでしょう?

40人の紙カルテを書かないといけない。しかしフロアで見守りをする時間。カルテはフロアにないので、ステーション(詰め所)から40人分運んでこないとフロアでは書くことができない。

業務終了後に書けばいい?残業ありき?

ネット契約をしたタブレットか、WI-FI環境にあるパソコンなどがあればkintoneが利用できる。記録をkintoneに記入することができる。メモでもいいから残しておけば、イチから書くよりは幾分マシかもしれない。

kintoneは介護ソフトではない

kintoneは介護ソフトではありません。ケアプランを作成したり、記録の管理をするアプリを作成することができます。更に、

  • 業務管理
  • 交通費申請
  • 稟議申請
  • 報連相
  • イベント共有
  • etc

一般企業で利用されていますので、アイデア次第で何でもできます。業種に特化していないが、これまたアイデア次第で特化させることは可能。

医療介護現場にシステム担当がいないことが多い

ならそのアイデアは誰が出すのか?かなり大きなグループが大きな病院には院内SEやシステム担当が配置されているケースもあります。

ほとんどの事業所は、現場にシステム担当はいません。システムに不具合があったら外部の業者を呼ぶ。システムを現場が使いやすくしたければ高額な料金がかかるか、そもそも変更ができない。

kintoneはプログラムを書くスキルは基本必要ありません。高度な使い方をしたい場合は必要となってきますが、基本の考えとしてプログラムを理解していないてもアプリを作成できる。

現場から業務改善の案があがって、kintoneで解決しそうだぞとなれば・・・自分たちでアプリを作って解決できる!!それってすごいことで、外部のシステム担当が来るまで待って、数クリックで解決

bozu
それくらい電話で教えてくれたらできたのに・・・

kintoneはちょっと勉強すれば簡単なアプリはすぐできますし、全部業者に作ってもらっても専用システムを購入するよりはリーズナブルかつ後々自分で保守できる可能性が高い。

そんなこんなで、医療介護現場にkintoneをオススメしたいのです。

医療介護だけでなく、システム担当が常時いる職場のほうが少ないかもしれませんが・・・

【ワクチン予約システムノーコード開発】-YouTube