LINE WORKSとkintoneをYoomで接続する

kintoneに入力した内容を、LINE WORKSに投稿したい。複数ツールを利用していると、ツールの画面に移動するのも面倒臭い。

1つのツールで複数ツールの操作ができると便利です。今回は、kintoneに情報を入力する。入力した情報をLINE WORKSに投稿する。この流れをYoomを使って実現してみました。

YoomはLINE WORKSなど色々なサービスを繋ぐことができる

Yoomとは、SaaS連携SaaS?

Yoom自体にもデータベース機能があったり、フォーム作成機能があります。更に、さまざまなSaaS同士を繋ぐことで、情報をより活用することができるサービスです。

こういったサービスをiPaaS(Integration Platform as a Service:アイパース)と呼びます。Yoomはノーコードで利用することができるので、普段ノーコードツールを使っている方にオススメのサービスです。

今回は、サイボウズ株式会社のkintoneと、ワークスモバイルジャパン株式会社のLINE WORKSをYoomで繋いでみます。

Yoomを使って、kintoneとLINE WORKSを連携させてみた

kintoneとLINE WORKSの接続方法

前提として、当然ですが両サービスを契約しておく必要があります。今回試した環境だと

  • kintone(スタンダードコース 30日お試しでもOK)
  • LINE WORKS(フリープラン)
  • Yoom(フリープラン)

無料で試すことが可能です。ただ、kintoneは30日縛りがあります。LINE WOKRSとYoomは日数の制限はないですが実行数に制限があります。

実務で使う場合は、それぞれ有料プランへの以降が必要かと思います。

YoomにkintoneとLINE WORKSを接続する

Yoomのマイアプリから、色々なサービスを接続することができます。

Yoomを使おうと思った時に見て欲しい動画 kintoneとの連携

Yoom公式のヘルプにも丁寧に各サービスとの連携方法が書かれています。

接続自体はヘルプ読み進めていけば、比較的簡単に接続可能です。

接続できたらスタート地点に立った状態。これからが本番です。

Yoomマイアプリ

今回作成した、LINE WORKS連携kintoneアプリ

今回作成したkintoneアプリは3つ

  • LINE WORKSに投稿する内容を保存するアプリ
  • トークルームID管理アプリ
  • ユーザーID管理アプリ
LINEWORKS投稿アプリ
トークルームID管理アプリ
ユーザーID管理アプリ

LINE WORKSと連携したいアプリがあって、他の1つはルックアップに使うアプリです。連携したいアプリのフィールド値を条件にYoom上で操作を分岐させます。

選択した値で表示するフィールドを変更してみない?

今回、動画でも触れましたが、ラジオボタンの値によって表示するフィールドを変えています。こちらのカスタマイズはCustomineを用いて実装しています。

回答の条件によって別フィールドの表示/非表示を切り替える

Yoomを使ってkintoneとLINE WORKSを接続

今回設定した内容は、kintoneで作成したアプリのラジオボタンでトークルームを選択するとLINE WORKSのトークルームにメッセージを送信。それ以外(今回はメッセージ)はメッセージを送信する。

トリガーはステータス変更時と設定しました。

Yoomフローボット

特定のステータスをトリガーにしたい

ステータスが更新された時をトリガーにできます。

特定のステータスになった時をトリガーにするという設定項目はありません。ないですが、大丈夫です。特定のステータスになった時に操作するフローボットを作ればいいのです。

例えば、送信というステータスを設定しているとしましょう。

ステータスが送信になったら起動させたいフローがあれば、分岐するで送信に等しいと設定する。あとは、分岐先に動かしたフローボットを設定すればいいですね。

簡単です。

Yoom分岐アクション

注意点として、特定のステータスになっていなくてもタスク実行数は消費します。

トリガーにステータスが更新されたら(即時起動)と設定しているので、フローボットに設定した kintoneアプリのステータスが更新されるたびに1タスクが消費されます。

該当せず、実行しなかったとしてもそれまでのフローはタスクとして消費される点ご注意ください。

kintoneの情報をLINE WORKSでつぶやく

kintoneのフィールド値をアウトプットしておきます。

Yoomアウトプット

フィールド値のアウトプット方法は、以下の記事を参考にしてください。

Yoom kintoneアウトプット設定

アウトプット設定ができていれば、LINE WORKSのAPI接続設定に必要な情報をセットすることができます。

Yoomを使って、kintoneとLINE WORKSを連携させてみた

LINE WORKSを開かずに投稿できる

kintoneでトークルームかメッセージを選択する。選択した値にによって、トークルームに投稿するか、ユーザーにメッセージ送信するか分岐させることができました。

LINE WORKSを開かなくても、kintone画面だけで投稿できます。設定次第で、時間指定投稿や、何か別の条件をトリガーにしてLINE WORKSに投稿することも可能です。

途中で書きましたが、無料で試すことができます。気になる方は、一度お試しください!

このページで紹介したサービス