副業禁止の中で、退職を考えながら複業をしてます
退職したいと考えながらではなく、退職の隣り合わせで複業してるという感じで読んでみてください
私はキンボウズ という屋号で個人事業主として活動しています。株式会社MOVEDとは業務委託を結び、他にも単発で仕事を受けております。
ただ、常勤で勤務していますので複業(副業)をしています
原則副業は禁止されていますので、個人的に企画書を作成し経営陣の捺印を集めて許可をいただきました(額縁に入れておきたいくらい大切な書類)
今回はタイトル通り「複業開始=退職の一歩手前」という感覚で1年間複業を続けてきた話を書きたいと思います
副業禁止の中で副業を行うことになった経緯
副業を原則禁止とする
就業規則でよく見ます「原則禁止」
禁止ではなく、原則禁止ということは例外が存在するということですよね?
私は最初、社内起業路線で話を進めたことがあります。結果、自分のビジョンをうまく伝えられずに頓挫しました。
複業について企画書を書いたときには、ある程度kintoneのおかげで知名度も上がっており、会社のアピールにも繋がるという理由で許可をもらいました
原則副業禁止の原則とは?
おそらく既に副業をしている人がいる
医療介護では医師や看護師が副業をすることは珍しくありません
しかしそれ以外の職種はタブーってところが多いよねって話をよく聞きます
自分が所属する法人の経営陣に関しては、すごく理解のある方々で(確実にこの記事を経営陣が見ることはないからゴマすっても無意味)自分は恵まれていると思いますが、基本的に原則禁止は必ず禁止と捉えていいだろうと思います
・皆ができるわけではないから、不平等だ
・副業の時間を本業に使うべきだ
・ノウハウが漏れてしまう
色々な意見がありましたが、なんとか原則の例外に辿り着けました
業績 成績が落ちる=副業のせいだというおかしな考え
勤務中に複業をするわけでなく
・勤務前早朝にちょっとパチパチ
・勤務後にパチパチ
・夜間や休日にパチパチ
勤務以外の時間に複業をするわけですから、いわばプライベートの時間を使っているわけです
なのにも関わらず業績や成績が落ちると「副業しているからだ」という人が多い
副業=悪というイメージがついているんでしょうか?
別に悪いことをしているわけではなく、ただ別の場所別の会社別のチームと働くだけで
「失敗=処罰退職後ろ指」というリスクを抱えて働く
むしろ、会社以外や業界以外で働くってことは個人のスキルをアップすると考えてもいいと思うのだけど
複業したことないから許せない認めたくない
自分が体験したことがないことは認めたくない
この考えが多すぎる気がします
私の上司はこの考えとは真逆で
・知らないことに興味津々
・固定概念に囚われるのが嫌い
・常にやってみたら精神(だけど危ない橋には注意してくれる)
一度YouTubeで紹介したいくらいです・・・
何十億人って人間がいるんだから考え方も色々、働き方も色々
平均的を重視される時代でもないだろうと思います
成績や業績は一人の結果で支えられているものではない
例外もあるでしょうが、成績や業績は私だけで成り立っているものではありません
1人複業して落ちる様な業績であれば、5人くらい退職したら会社潰れるんじゃないでしょうか?
複業OKにしたら会社潰れたって話聞いたことないです
むしろ個々のスキルが磨かれて強いチームになると思います
労務管理が大変であれば楽な管理にルールを変えればいいし、それくらい管理できないのであれば既に問題ありだと思います
1人ぐらいで影響でないからいいやんという訳ではない
勿論個々にも責任は存在します
ただ、複業すること=今の業務が疎かになるという根拠のない言い訳はどうかと思います。管理が面倒くさいだけではないのか・・・
複業・副業する側の責任やリスクもある
副業解禁されると年収が必ず上がる訳ではありません
そもそも副業解禁されたからといって、誰しもが働ける訳ではありませんし様々なルールが存在します。例えば働き方改革関連法の時間外労働上限規制とかですかね
時間外労働上限規制(働き方改革特設サイト:厚生労働省)
原則時間外労働時間は月45時間年360時間を超える残業はできない
臨時的に特別な場合があって、労使が合意したとしても年720時間複数月80時間月100時間を超えることはできない
私も複業する際に色々と調べました
労働時間は通算される
複業・副業などの労働時間は通算されますので、例えば僕の場合病院で8時間勤務して、その後どこかで3時間勤務すると3時間時間外労働をしたことになります。
3時間の勤務には通常の賃金よりも1.25増し以上の割増賃金を支払う必要があります
「普通に雇うより、複業副業で雇う方がコストがかかる可能性もある」
・有能な人であれば
・アルバイトとしてであれば
・一時的な応援要員としてであれば
色々な活用ができると思いますので一概に肯定も否定もできませんが、月間45時間の縛りがあるので常に20時間程残業している人は仕事終わりに働きたい場合は25時間をやりくりするしかない?
個人事業主に関しては労働基準法の適応外!?
フリーランスと最近よく耳にするようになりました
個人で企業と業務委託を結んで仕事をする場合は労働基準法の適用にはなりません
雇用ではなく、業務委託
最初に僕も意味がわからず本を色々買ったり検索したり・・・
何時間でも働けると喜んでいましたが、よくよく考えれば個人事業主=責任は全て自分
安易に知らない企業や個人と業務委託契約をバンバン結ぶことは、大きなリスクを抱えることだと感じました
現在、株式会社MOVEDと信用できる企業に限って業務委託契約やお仕事の依頼を受けています。その管理も自分でやることですので、雇用には雇用の業務委託には業務委託のメリットデメリットがありますね
「雇用も業務委託にもリスクはある。それでも複業や副業をしたい理由は人それぞれです。その覚悟も「昔決めたルール」で遮る権利は誰にもないと思います」
やりたい放題の社会を望んでいる訳ではない
ただ、競合他社での副業や許されていない時間(勤務中とか)での活動は制限されるべきかとは思います
競合他社でもスキルが上がると判断されれば、個人にもチームにも有益であればOKが出るケースもあるでしょうし、その判断こそが重要かなと
全てをただ認めるのは楽ですが、無法地帯やルール無視が良い環境であるかといえばそうではないと思います
ただ単に一律副業禁止ではなく、しっかり判断し納得できる回答できていますか?
判断も管理もできないから禁止となっていませんか?
まぁここまで考えがまとまっていたらよく言われるのが
退職したら?独立したら?好きにすれば?
「何故辞めないといけないんですか???」
ルールの中で動けないのあれば環境を変えればいいじゃないかと
でも、ルールを変えて環境は変えたくないんです(ワガママとは一切思わない)
ルールは変えていくものだし、環境は自分で選択するものだし・・・
まだまだ異端児扱い?望まない退職も考える
しかし、そんな柔軟な考え方をできる職場は少なく、まだまだ異端児扱いです
・業績が下がれば
・経営陣が考えを変えれば
・経営陣の考えを変えようとする人が現れれば
再度副業禁止と宣告される可能性は十二分にあり得ます
正直すごく自由な働き方を実現させてもらっています。勿論自分自身の努力と高い運スキルの結果だと思っていますし、今の環境ではそうそう方針転換はないと思っています。
「方針転換となれば退職するだけですけどね・・・」
副業禁止という選択できない環境
退職しても行き先はないので、就職活動することになりますw
まぁ、それでも今の繋がりや経験は複業によるものも多い
1つの職場や業界で得られる情報には限りがあると常に感じています。部署が変わることで得られる情報が変わったりしませんか?
副業禁止ってそもそも絶対的なルールではないですし、むしろそこを縛ることが問題視されています
どの業界でも複業・副業を退職するかもとか、怯えながら隠しながらしないで良い社会にしていきたい
だって人を不幸にしている訳ではなく、働いて何かしら社会貢献してるつもりなんだから!!
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