数字にできないことを数字にするには?

新規契約数?
営業件数?

数字に出来るものが多いので、評価も明確ですね

では、介護施設の相談員業務を評価するには何を基準に評価しますか?

働きぶり?
態度?
稼働実績?
在宅復帰率?

評価方法は法人や事業所それぞれだと思います。

実績を中心に評価するならば数字に出来るため評価が明確かもしれません。

ただ、利用者やケアマネジャーへの対応、病気による入院や利用中断といったコントロールできない要因による、稼働低下等数字だけで評価できるものでもありませんよね?

これは一般企業でも同じでしょうが、特に医療介護は病気にならない限り入院患者は来ず介護認定を受けて利用を希望しない限り新規利用依頼が来ない

では、今のケアが以前のケアより良いのか? どう評価しますか?

褥瘡発生率の減少?
食事量のアップ?
利用者家族のアンケート?

色々な意見が出てくると思います。

まぁ、ボランティアではなく、仕事として医療介護に関わっているのなら、常に最善策を考えていかなければならないと私は考えます。

数字に出来ないことをどう数字にするのか。

科学的根拠に基づいた〇〇
医療?
看護?
介護?
ソーシャルワーク?

経験や感覚ではなく、根拠のある仕事が必要です。

様々な学会で、どうにか数字にして自分たちの介入方法が良いのか悪いのかを発表されていますが、データを作って分析って大変ですよね?

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データを作るのが大変

kinbozu
「よし!!今の排泄介助で使用している紙パッドが正しい種類を使用できているのか調査しよう」

排泄介助後に使用済みの紙パッドの重さを測って、800mlまで吸収できるパッド(元々が200g)の重さが500gだったとすれば尿量は300g。

毎日同じ量であれば大きなパッドを使用しなくても良いのでは?

大きなパッドは違和感が出てしまいますし、コストとしても高くなりますからね。

最近では機能訓練ということで、デイサービスで握力や歩行速度、中にはFIMを測定している事業所も少なくありません。

週に何回も機能訓練目的でデイサービスに通っているのに良くなっているのか、維持できているのか分からないよりは、これだけ良くなっていますよとお伝えできる方がいいですからね。

数値をとるだけでは評価判断できません。
日々の記録を蓄積していくことでデータを作っていきます。

紙にしか記録していない場合、その後の分析に支障が出ますので、EXCEL等にデータを蓄積していきます。

データをどう分析するのか?

「10が12になったから良くなった‼」

どうでしょう?
本当に良くなったのか?

色々と検証の方法はあると思います。

どの程度までクオリティを求めるか・・・

出来れば簡単でもいいので統計分析でもしてみたいですよね?
少し統計分析について書いてみます。超ざっくりと

正規分布?非正規分布?

ツールを使って統計分析をしようと考えた場合、段取りは色々とあります。仮設はどうだとかね。

その中でデータが正規分布か非正規分布かで用いる分析方法が変わってきます。

パラメトリック検定かノンパラメトリック検定か、詳しくはググって下さい 笑

どうしても、現場レベルでの分析はデータの数が少なく、正規分布しないケースが多いためにノンパラメトリック検定を選択することが多いかと思います。

どんなツールで分析?

エクセルでも統計分析は出来ます。むしろ、メモ帳があれば分析は出来ますよ 笑

時間は有限ですのでツールを使うことをオススメします。

また、EXCELでも統計分析は出来ますが通常機能ではほぼパラメトリック検定しか出来ない仕様です。

また、学会等で発表する場合は、SPSSやRと呼ばれる信頼されている分析ツールを用いてことで、

bozu
「この結果はミスの内容にツールを使って出した結果だよ」)

と言えるようにね。

キンボウズはSPSSとRをカスタマイズしたもの、EXCELをカスタマイズしたものでそれぞれ状況に応じて分析しております。

今はSPSSを使える環境にないので、Rがメインですけどもね・・・

買ったことがある書籍を紹介しておきます。と言ってもキンボウズが買ったときとは内容が変わっていると思いますが・・・

ノンパラメトリック統計 Excel・VBAマクロで簡単
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まぁ、おすすめはRですかね?

そりゃSPSS使いたいですけどお高い・・・Rはフリーソフトですから‼

Rを医療介護で使用するならこちらのサイトをオススメします→RとRコマンダー

数字に出来ないことを数値化しよう

数字に出来ないことをいかに数値化するか。日々の仕事の中でも数値化出来ないなと思うことは多々あります。

例えばコミュニケーション
会話の傾向を数値化することでソーシャルワークに活かしたいと考えた場合、どう会話を数値化しますか?

色々と方法はありますが、RIASというツールがあります。会話を文単位でコーディングして傾向を探ろうという医療コミュニケーション分析方法です。

「数値に出来ない」

って考えていることは大体数値化する取り組みを世界の誰かが取り組んでいます。
ほぼ必ず 笑

数字を蓄積して、分析して評価。評価をもとに介入し、介入の結果をまた分析する。

みんなが大好きPDCAサイクルですね。

kintoneと統計

kintoneにデータが蓄積されているなら、と統計分析を絡めないと!!

基本的にkintoneにデータを蓄積しておいて、CSVでデータを吐き出しSPSSやRで分析っていうのが今考えられる方法でしょうか?調べてみると

Rでkintoneのデータを取得するパッケージをCRANで公開しました

って記事を発見しました。やはり考える方はいるんですね・・・流石サイボウズ

kintoneで日々の記録を書いておけば、とりあえず統計分析ではなくクロス集計やグラフにしてみて、
「おっ?」と感じるデータがあれば、Rを使ってちょいと分析してみる。

分析してみて傾向があれば何故そうなるのか考えてみて、業務改善等に繋げる。

研究としては答えを見てから動いているので✕なのかもしれませんが、学会発表だけが正解でもありませんし、学会発表をして現場の改善に繋がっていなければ意味がないと思いますからね〜

データの蓄積は重要

まとめるとデータの蓄積は重要である。

いつ数字の根拠が必要になるか分かりません。急に「学会で何か発表してきて」と言われるかもしれません。

それ以上に、日々行っている業務をどう評価していくのか。

時には感覚も必要だと思いますし、数値で表現されても納得できない人もいるでしょう。

「数字は嘘をつかない」

最近は統計の信用性を問われるニュースが報道されていますが、介入しなければ数字は嘘をつきませんからね。

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