ライブ配信を病院や介護施設がしたいと要望いただくので、買うべきものと配信する方法をいくつかご紹介します。人事部で配信したいとか、セミナー配信したいとか色々活用できる部分はあると思います。
まず、カメラよりマイクを重視して買う
ライブ配信しようと考えた際、何を買えばいいと思いますか?
- カメラ
- パソコン
- 配信機材
- 音声機材
もちろん色々必要ですが、一番最初に考えて欲しいのはマイクです。いかに映像が綺麗でも、何言ってるか分からない配信は見てて辛くないですか?
配信する環境と、人数を考えてマイクを揃える
マイクが必要だと言って、とりあえずネットで高いマイクを買っても配信で使えないかもしれません。配信する方法によって利用できるマイクと利用できないマイクがあります。万能なマイクはパソコンにも接続できて、配信機材などにも接続できるタイプのマイク。
ダイナミックマイクは、周囲の音を拾いにくいので病院や介護施設の配信にピッタリです。中々防音環境で配信することはできないと思いますので。ただ、このタイプのマイクは人数分そろえる必要があります。
人数が多く、マイクを揃えるのが難しい場合にはショットガンマイクを検討します。カメラに接続することもできますし、配信機材に接続することもできます。便利ですが、雑音を拾ったり音の反響がきになったりとセッティングはシビアです。
カメラは配信するなら熱暴走しないカメラを選択する
マイクが第一と言いましたが、カメラも必要です。必須ですが、配信方法によってはパソコンの内蔵カメラでも大丈夫です。内蔵カメラの画質が悪いのであれば、ウェブカメラでもいいです。重要なのは熱暴走して配信途中にカメラが止まらなければいいんです。
内蔵カメラもウェブカメラも、1時間程度のオンラインミーティングで止まることはないと思います。しかし、ミラーレスやデジタルコンパクトはモデルによっては30分で止まります。ミラーレスで私が使っているのはSONYのFX-3で、これは熱暴走防止対策としてカメラにファンがついています。同じ作りでAPS-CのFX-30買っていれば問題ないとは思います。
ただ、まだ機材は買ってはいけません。どういった方法で配信するかで買うものが変わってきますので・・・
ライブ配信はツール使えば簡単にできる
ライブ配信する方法は色々ありますし、配信するプラットフォームも色々ありますがここではYouTubeで配信することを前提に書いてきます。YouTubeの配信は、サクッとできますし凝ればいくらでも凝れる沼です。
ZoomでYouTube配信する
オンラインミーティングで利用したことがあるだろうZoomには、YouTubeでライブ配信する機能があります。デフォルト設定では配信有効になっていないと思いますので、ブラウザ上で有効化しておきます。
YouTube機能を有効にすると、Zoomのミーティング画面でYouTubeライブ配信スタートできるようになります。あとは、YouTubeのアカウントに紐づけて配信スタートといった流れとなります。
簡単に配信できますが、Zoomの映像を配信するわけですからこのままだと映像にテロップとか画像とかは出ません。なので、OBSであったり機材で画面を編集してその映像をZoom→YouTubeで配信すると豪華な配信になるでしょう。でも、そういった事前準備には知識が必要なので次にオススメするStreamYardを使えば楽に配信できます。(OBSについてはさくっと紹介するのは難しいので、ググってください。奥が深いっす)
StreamYard
以前記事書いていたのでこちらを参考に。簡単に言えばブラウザ上で画面を編集できて、そのまま配信できちゃうサービス。無料でも使えますが、有料にすることで製品ロゴを消せたり配信の画質を向上させることが可能です。
メリットとしてはZoom同様オンラインで複数名配信することが可能です。東京と大阪でStreamYardに入って配信することができるので便利です。逆に2人以上で同じ場所から配信する場合、カメラやマイクなどを設定する必要がでてくるでしょう。企業で使うなら、有料プランがマストですね。無料版で使っているロゴを企業イベントやセミナーで出ているのはどうかと私は思います。
機材から配信するのが失敗しにくいと考える
ちなみに私は上記のツールを普段使っていません。OBSも使っていません。機材を使って配信しています。ATEM miniとかRolandのVRシリーズですね。
企業が使う。1台あれば配信も録画もできて、他に機材必要ないという個人的に完璧な配信機材はRolandのVR-6HDですね。パソコン不要で配信可能ですし、パソコンが色々な理由でシャットダウンしても配信は継続します。
100%安心というわけではありませんが、全てPCで対応するとどうしても高スペックのPCが必要となりますので、ATEM mini などの機材に一部配信に必要な処理をさせることで配信を安定させることができるます。企業の配信で途中中断したくないですよね(個人でもいやですが)
まとめるとマイク買ってStreamYardからスタート
とりあえずPC接続できるマイク買って、StreamYardで配信してみる。カメラは内蔵かウェブカメラでいいので配信してみる。その後、複数カメラとか複数マイクを使った配信や、会場にお客さんを入れてハイブリッド配信するとなったら機材を検討する。機材は沼ですので、ゴールはないですが、予算がなければATEM mini買って予算があればVR-6HD買えば間違いないです。
とりあえず機材にはお金をかけておきましょう。無料や安価でどうにかしようとすると、やらない方がマシな配信になりがちなので・・・