暑い時期のキャンプ、頭を悩ませるのが「保冷」ですよね。
保冷剤界の絶対王者といえば「ロゴスの氷点下パック」ですが、スノーピークからも保冷剤が発売されました。
その名も、「ステンレスクーリングパックセット」。
お値段なんと、2個セットで6,600円(税込)。「保冷剤に6,000円オーバー!?」と二度見するレベルですが、実際に使ってみると、ロゴスとは全く別の「顔」を持つギアであることが分かりました。
今回はこのスノーピークの保冷剤の正体と、ロゴスとの比較実験の結果をガッツリお届けします。
1. そもそもこれ、何のための保冷剤?
製品ページを見ると「高い熱伝導率を誇るステンレス鋼を採用」とあります。中身は**「純水95%:エタノール5%」**。
この保冷剤の本来の目的は、単にクーラーボックスを冷やすことだけではありません。
スノーピークが提案する**「水冷式ウェアラブルシステム(水冷ベスト)」の性能を引き出すための専用オプション**という側面が強いんです。(5万越えの高級ベストでしたが)
ベストの背中にあるタンクにこのパックをドボンと入れる。すると、キンキンに冷えた水が体を駆け巡る……という、まさに「着るクーラー」のためのギアなんですね。
2. 【徹底比較】ロゴス vs スノーピーク:驚きの実験結果
さて、キャンパーが一番気になるのは「どっちが持つの?」という点。
僕も気になったので、ロゴスの氷点下パックとスノーピークを並べて放置実験をしてみました。
【溶けるまでの時間】
- スノーピーク: 25℃の室内で4時間放置すると、ほぼ完全に溶けました。
- ロゴス: 4時間経っても、まだまだ余裕で凍っています。
これだけ見ると「スノピ、ダメじゃん!」と思うかもしれませんが、実は**「凍るまでの時間」**に大きな違いがあるんです。

【凍るまでの時間】
- スノーピーク: 約8時間でカチカチ。
- ロゴス: 倍速タイプでも18〜24時間。通常タイプなら36〜48時間。
つまり、スノピは**「前日の夜に冷凍庫に入れれば、翌朝のキャンプに間に合う」**。対してロゴスは、数日前から計画的に凍らせないと実戦投入できません。ただ、すぐに溶けるということを考えればお弁当箱の保冷剤ぐらいでしか使えない気もしますが。

3.本当に涼しいのか?スノーピークのおすすめを活用してみる
動画でも公開しましたが、最近僕がハマっているのが、この保冷剤をフル活用した**「夏の最強冷却セット」**です。
- 水冷式ウェアラブルベストにステンレスクーリングパックを投入。
- さらにスノーピークの**「ピークシェード」**を被る。
サーモグラフィーで見ると一目瞭然。水だけの時よりも、スノピの保冷剤を入れた時の方が、圧倒的に首周りから背中にかけて冷えているのが分かります。
見た目はちょっと「怪しいおっさん」になりますが(笑)、炎天下での設営作業も、これがあれば乗り切れます。設営が終わる頃には溶けていますが、**「設営時のオーバーヒートを防ぐ」**という一点において、この熱伝導の早さは正義です。
4. 正直な感想:6,600円の価値はある?
ここからは、僕の本音です。
- クーラーボックスの保冷剤として使うなら:
間違いなく**「ロゴスの氷点下パック」**の方が良いです。持続力が違いすぎます。 - ステンレスクーリングパックの価値は:
ステンレスの質感、そして「スノーピーク」のロゴ。ここにお金を払えるかどうか。正直、保冷性能だけで言えば**「ペットボトルの水を凍らせたやつ」**に毛が生えた程度かもしれません。
でも、ステンレス製なので落としても割れる心配が少なく、永久保証(修理できるかは謎ですが)という安心感はあります。「消耗品」ではなく「ギア」として長く愛でたい人向けですね。
5. まとめ:どんな人におすすめ?
「ステンレスクーリングパック」を買って後悔しないのはこんな人:
- 水冷ベストを愛用していて、その性能を最大化したい人。
- 1泊2日のソロキャンプで、パッと凍らせてサッと使いたい人。
- クーラーボックスを開けた時、保冷剤まで「スノーピーク」で統一したい人。
逆に、「真夏の連泊で食材を死守したい!」という人は、迷わずロゴスを買いましょう。
僕は、ソロキャンの時はスノピを。ファミキャンのメイン保冷にはロゴスを、という風に使い分けています。適材適所、これがキャンプギア選びの極意です。
ピークシェードを被って保冷剤を抱える僕の姿を見て、嫁さんは「パパが好きなやつだね(呆)」と言っていますが、いいんです。本人が涼しくて満足していれば!


