ATEM miniなどの配信機材には、LAN端子がついていることがあります。LANケーブルを挿せば、PCなしでも配信可能。しかし、LAN環境がない場合はどうすればいいのか?今回は、仮想LAN環境を構築して、PCなしでライブ配信する方法をご紹介します。
LANが必要な機材は便利だけど、実は少ない有線LAN環境
私はATEM mini ProとRolandのVR-6HDを持っています。2台とも、有線LANケーブルに接続すれば機材から配信が可能です。PC接続して、OBS起動なんてことは不要です。配信自体も安定しますので、買ったその日からライブ配信が可能です。
また、どちらとも録画機能もついています。配信しながら録画することができるので、あとで編集してアーカイブ公開ってこともできます。どちらも、Wi-Fiを繋いで配信することはできません。
LAN端子にケーブルを挿す必要がある。
実は配信する場に有線LANがあることの方が少なった
では、配信する際有線LANケーブルが準備されているか?自宅や大きな会場であればLAN端子あると思います。
屋外配信だとないですね。貸し会議室とかだと、Wi-Fiはつかえるけど有線はないってとこ多いです。有線LAN使えないから配信できないとはならないですよね。なので、機材から配信できるけど、有線LANがないから映像と音声をPCに入力させてOBSなどのソフトで配信する。
私はこれが面倒くさかったので、有線LAN環境もどきを作りました。
Wi-Fi子機を使って、有線LAN環境もどきにしてみる
まず、Wi-Fiは必要です。VR-6HDはスマホを本体に接続してデザリングで配信することも可能ですが、ATEM Miniとかよく使われている機材にはそんな機能ないです。Wi-Fiを活用することもできません。
有線が必要なんでこんな感じで私は配信してます。
有線LANもどきに必要なもの
Wi-Fiルータです。ルーターで飛んでるWi-Fiに接続して、ルーターから有線で配信機材に繋げる。小型であれば屋外でも配信しやすいので、私はこちらを使っています。
エレコム WiFiルーター 無線LAN ポータブル 300Mbps ACアダプタ付属 WRH-300BK3
ポケットWi-FiにPOVOのSIMを入れる。POVOは24時間使い放題で330円なので、配信にはもってこい。
有線LANもどきで配信は可能なのか?
何度かWi-Fiも有線LANもない環境で配信しましたが、フルHDで問題なく配信できました。ポケットWi-Fiが使えればOKなので、結構どこでも配信できるんじゃないかと思います。
配信機材に直接SIMカードを指すYolo BoxProも持ってます。そっちの方がシンプルで簡単に配信できますが、少し規模が大きくなるとATEMとかVRシリーズなどの機材を使いたくなるんですよね。映像をYoloBoxProに繋いで配信すればいいんですけど、たまにフリーズしたりするので仕事では少し使うの躊躇ってしまいます。
今回は、有線LANが必要な配信機材に対して、Wi-FIを有線LANもどきに変更する方法を紹介しました。これで皆さんどこでもATEM miniで配信できますね?