Zoomを利用するようになって数年、使い出した時は気にしていなかったマイクとカメラも最近ではこだわりが強くなりました。ただ、評判の良いマイクを買っても、自宅の4.5畳では扱い切れないマイクもありました。
自宅でのオンラインミーティングは過酷です。急に来る来客、自分の子供の声もあれば近所の子供の声。洗濯機やドライヤーの音。会議だけでなく、自宅から研修やセミナーって方もいるでしょう。自宅にあったマイク選びが必要です。
今回は、色々購入して試したマイクの中でZoom利用にオススメのマイクを5つ紹介します。
SHURE SM7Bは自宅Zoomに最適なマイク
まず最初に紹介するのは、SHUREのSM7Bというダイナミックマイクです。高いマイクといえばコンデンサーマイクのイメージがあるかもしれませんが、このダイナミックマイクも高いです
Zoomでも動画撮影でもこちらもマイクを利用しています。今まで色々なコンデンサーマイクを使用して満足できなかった部分。部屋の反響音や家庭で発生する音まで拾ってしまうこと。
コンデンサーマイクの性能が高ければ小さな音でも拾ってしまう。
SM7Bの様なダイナミックマイクは、コンデンサーマイクと比較すると感度は低いです。つまり、うるさい家での利用にピッタリなんです。
SM7Bの音は今まで使ったマイクの中で1番でした。ただ、通常Zoomなどオンラインミーティングで喋る音量だとSM7Bには小さいようで、プリアンプという機材を使ってゲインを上げる必要があります。マイクスタンドは色々な人が利用しているものをチョイスしています。
また、パソコンに音声を取り込むためにはオーディオインターフェイスが必要となります。
私はRolandのVR-01HDにCloud Microphones Cloudlifter CL-1を経由して、SM7Bを利用しています。VR-01HDはXLR入力に対応しているので非常に便利です。
SM7Bはマイク自体で設定が可能です。
- 「低域ロールオフスイッチ」:低域ローカット
- 「プレゼンスブーストスイッチ」:中域を強調
SHURE MV7は、端末も場所も関係なく使えるマイク
音に関しては最初に紹介したSM7Bの方が私は良いと感じました。ただ、オーディオインターフェイスやXLRケーブルなど準備をするものが多い。外出先で現地と配信のハイブリッドセミナーとかもする機会があるので、外出先で気軽に使えて音質の良いマイクが欲しかったのでSHUREのMV7を購入しました。
SM7B同様にXLR端子はあります。オーディオインターフェイス必要です。その隣にmicro USB Type-B端子があります。USB接続にも対応しているので、PCに直接繋いでも利用可能です。
XLRはオーディオインターフェイス、micro USB Type-Bはスマホなどに繋いで、両方から音声出力ってことも可能です。
オーディオインターフェイスからPCに繋いでOBS経由でYouTube配信しながら、スマホからStand FMってことも可能ですね。
マイクとスタンドセットで販売していたので購入したんですが、スタンドが低すぎて(写真左)なので、別にマイクスタンドを購入しました。
MV7はダイナミックマイクなので、生活音がたっぷりな自宅での利用にも適していると思います。スマホでもPCでも、ShurePlus MOTIVってアプリでマイクの設定が可能です。
個人的に、ミーティングや音声配信のマイクを探している方には一押しのマイクです。
OPENCOMMはリモートワーク最強の骨伝導ヘッドセット
SM7BもMV7もマイクなので、Zoom等のオンラインミーティングではマイクの他にイヤホンが必要となります。必ずしも必要ではないですが、会議の音が家族に聞こえると家族とってストレスになる場合もありますし、パソコンからの音をマイクが拾ってしまう可能性もありますからね。
そこでヘッドセットなどを購入検討する人もいますが、自宅での利用なら骨伝導がオススメです。耳を塞がないので、家族との会話やインターホンの音などにも気付きやすいです。
さらにマイクの性能も求めるならOPENCOMMをオススメします。
よりスポーティーなAEROPEXってタイプもあるんですが、音声比較してみた結果OPENCOMMの方が断然声がクリアーでした。マイクの部分が邪魔だと感じるのであればAEROPEXやOPENRUN PROですね。
骨伝導イヤホンは何かと便利ですので、1台持っておいて欲しいです。
EarPodsはコスパ最強イヤホンマイク
オンライン会議でOPENCOMMをよく見るようになりましたが、まだまだ耳から白い線は健在ですね。Apple EarPodsはコスパ最強のイヤホンマイクです。
欠点はマイク部分が動くことで衣服や体と擦れてしまい雑音が入ること。
意外と雑音やノイズが入るので気をつけないといけないですが、音声もクリアーに聞こえますし、値段も安いですし持っている人も多い。
MacBookPro16インチ M1Maxは内蔵マイクが意外とクリア
MacBook16インチのM1チップ搭載機の内蔵マイクも使えます。製品ページには以下の記載がありました。
3つのスタジオ品質のマイク。MacBook Proが極めて繊細な音までひろえるのはノイズフロアを最大60パーセント低減したマイクを持っているから。3マイクアレイは指向性ビームフォーミングを使うので、あなたの声をいつでもクリアにはっきり届けます。
どうしても内蔵マイクだと、口元とマイクの位置が離れてしまうので他のマイクと比較すると音質は劣ります。それでもZoomでの実用には問題ないレベルだと思います。
どれだけ良いプレゼンも相手に聞こえないと伝わりません。
長時間音質の悪いセミナーを聞くのは辛いものがあります。オンラインミーティングが当たり前になった今だからこそ、マイクに少しこだわってみませんか?