先日仕事場をうろうろしていた時に、一生懸命電卓で何か計算している職員を発見
何をしているのか聞くと

私もデイサービスやデイケアの相談員時代、契約やお試し利用の説明時に希望利用回数から月々の概算費用を計算。計算結果を印刷して持参していたなと・・・
でも、Excelで作ったらいちいち電卓で計算する必要はないような気もする・・・
既に説明で使う用紙は金額欄だけ空いた状態のデータがあった
現場で作成できるkintoneアプリ
無言でデスクに戻って速攻アプリを作ってみました。
アプリはめちゃくちゃ単純で、Excelで作ることも勿論可能ですが、せっかく金額欄だけ空いた用紙があるんだからプリントクリエイター使ってkintoneで作成した用紙を活用できればいいんじゃない?
kintoneアプリの説明
今回は単位数が1種類しかない簡単な訪問リハビリテーションの料金計算アプリを作りました。
- 月回数(数値)・・・月に何回サービスを利用するか
- 1回単位数(数値)・・・1単位20分で訪問時何単位提供予定か
- 月単位数(計算)・・・月回数×1回単位数で月に提供する単位数を計算
あとは、単位数とか計算式とかをグループフィールドに初期値で入力しておいたり計算させておく
小数点の扱いは高度な設定で切り捨てや切り上げを選んでおく
あとはプリントクリエイターを設定しておくことで、料金概算用紙を作成することができます。
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課題をその場で解決できる
仕事をしていると常に課題を見つけようとします。
介入したいけど時間がなかったり、介入する術がなかったりと業務改善と言っても環境によっては業務現状維持で必死
今回のkintoneアプリは通常機能だけで、15分くらいで仕事しつつ作成したものです(実施のアプリではなく、開発環境で真似たアプリを作りました)
スタンダードコースはアプリ上限1000個
kintoneライトコースならアプリ上限500個、スタンダードコースなら上限1000個
相当使いこなさないと上限まで活用することはないでしょう。もし上限に達した場合、新しくドメインを取得し、アカウント共通化して繋ぐことで何千個のアプリを運用(する必要があるのか・・・)
社員全員がアプリ作成者になれる
一定レベルの知識は必要ですが、運用しているアプリに関してはアプリの設定で、アプリのアクセス権にあるアクセス管理のチェックを外しておけばアプリの設定を触ることができなくなります。
社員のkintoneレベルアップを考えると誰でもアプリが作成できる方がいいのかと考えます。しかし、ユーザーが多いと誰でも彼でもアプリを作成できちゃうとアプリ上限に達する可能性があります。
そういった場合は、kintoneシステム管理アクセス権でユーザー/組織/グループごとにアプリ作成の許可を検討するといいでしょう。
ふと感じた課題をその場で解決
「あっ!!」
と課題を見つけたらすぐにアプリを作成できるのことはkintoneの大きなメリットだと思います。
考えてみてください、kintone以外のシステムで何か新しい業務改善をしようとした際、システム自体を変更したり修正したりできますか?
僕にはできません。情シスいないので、外部の業者に連絡して修正変更してもらうしかありません。

と諦めることって多くないですか?情シスがいるとしても同じでしょう。呼ぶほどではないしな・・・
そういった些細なことが積み重なって結構な負担になっているかもしれません。人に頼まずに自分でアプリ作って課題解決できる環境を作れるかもしれないってのは本当にすごいことですわ・・・
ということで、作ったアプリを現場で検討してもらおう♪